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やりすごすという所作と、考える時間

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ブログ再開の効果は、考える時間が生まれることです。

文章をつくるには、考えることが必須です。

 

私は、いつも仕事のことを考えてはいますが、主に目先の事が中心です。

農業を仕事としている私は、以前とは比較にならないくらい、

自然の気まぐれに翻弄される生活を送っています。

そして、そのことは、考えることを遠ざける要因になっています。

基本、自然を相手にすると、何もかもが、なるようにしかならないからです。

 

ただ淡々と、自然を相手に畑に立つ。

そのことは、ある意味、「空」の概念に近いかもしれません。

よく言えば、雑念のないすっきりした気持ちでいられるのですが

案外、時間に流されているだけの生活になってしまいます。

 

農業を始めた当初とは違って、私は米を一粒も作らない野菜専門農家になりました。

農業の中では、最も補助金(税金)に頼らないスタイルであるから

農政の変化に左右されにくい状況ではあるため、自己完結しやすい訳ですが

長期的には、気候も含む世の中の変化を受けての軌道修正は必要となるでしょう。

 

それに、これから老いて行くであろう自分のことや、今後の人生についても

少し掘り下げて考えてみようと思い始めているのです。

 

そういう意味で、基本的には自分のために書いていこうと思っています。

 

 

ところで、このブロクの過去記事を読み返してみると、

時を経て過去の自分を別人と感じることがあります。

その結果、当時の自分の考えは、時に、かなり面白いと感じることもあります。

 

そういったことから、文章を残すことは有意義なことだとも思っています。

 

 

そして折に触れ、移住に関する考察、総括的な事柄にも触れてみようと思っています。

私達のように都会から田舎へ来た人達が、結果的に都会に戻ってしまうケースは、

本当にたくさん見てきて、色々と思うこともあります。

 

例えば、WEB上には、このような面白い小説があります。

https://ncode.syosetu.com/n4463ce/

 

田舎暮らしや、移住するということは、

この小説にあるような内容の出来事が、実際にかなりの確率で経験出来ます。

 

私も色々とあって、今に至るのです。

 

成功例という感じでもないのですが、

何とかやってこれたという部分で参考になる人がいるかも知れません。

 

基本的なスタンスは、何があっても、何を言われても

それを自然の出来事のように、やり過ごしてきたというのが私のしてきた事です。

基本は、沈黙、ということになるでしょうか。

 

今、振り返ってみると、この方法は、最善だったのではないかという気がしています。

 


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